みなさんこんにちは。突然ですが、徳島出身Mako目線でお届けする、
「ここがオモロイ大阪!第一弾」
始めます。(←いきなりやな〜
私ごとではありますが、高校生まで徳島に住んで、名古屋で大学に4年間通い、東京で就職し2年を過ごし、西アフリカベナンで2年生き延びて、日本に帰国後みつわ屋と出会い大阪にやって参りました。大阪に住み始めてすでに丸3年が経ちましたが、未だに「なんやこの大阪の文化?!」と思うことがたくさんあります。いろんな場所で住んでみたからこそわかる、大阪のオモロイところ。正直、アフリカよりもパンチ効いてる時あるよ?笑
地元民じゃないからこそ思う、「ここがオモロイ大阪!」コーナーは〜じま〜るよ〜♪
記念すべき第一弾は十日戎(とうかえびす)のご紹介〜
「えべっさん」と呼ばれるお祭りです。
大阪人じゃない皆様、聞いたことありますか?私は知らなかった。もしかしたら徳島でも存在していたのかもしれないけれど、大きなお祭りではなかったです。
戎(えびす)さまを祀っている神社で、毎年1月9日から11日にかけて行われます。いろんな神社で行われていますが、みつわ屋から近くて、盛大な所はやっぱり今宮戎神社でしょう。去年行ってみましたがすっっごい人!動けないレベルでした。大阪では、初詣よりも十日戎の方が盛り上がるらしいです。
「しょーばい はんじょで ササもって こいっ」と歌っている。なんやそれ!よく聞くと
「商売 繁盛で 笹持って 来い」とのこと。なぜ笹を持っていくんだろう。
調べたところ、商人の街である大阪では室町時代からえびす様(七福神の有名どころ、にっこりぽっちゃりした神様)に対する信仰が強くなっていき、豊臣秀吉の頃には市街が発達して町人の力は更に強くなり、江戸時代の頃には大阪は商業の街としてより一層の発展を遂げたので、その頃から今宮戎神社も商売繁盛を司るとして、十日戎の行事はより盛り上がっていったそうです。
ところで、なぜ笹を持っていくのか?!
竹は昔から日本人の生活と密接な関係がありました。竹のもつ根強さや清らかさ、節があって苦難に耐え忍ぶ姿など、昔の日本人は竹に神秘を感じていました。青く葉をつけた竹は「命の象徴」であったそうです。
笹を持っていってどうするのか?!
笹に、神社で買った「縁起物」をつけるのです。鯛とか、打ち出の小槌とか、米俵とか。その笹を持って帰って、家の縁起の良い場所にお祀りするのです。
な〜るほど。ちょっとわかった気になりました。(ただし!とってつけたような知識です!至らない点があればぜひ教えてくださいね!)
ちなみに、今宮戎神社のえべっさんは、他の神社と少し違います。宝恵駕籠(ほえかご)の行列があるのです。難波、道頓堀のあたりから、戎橋筋の商店街を通り、南に下って今宮戎神社の境内に向かいます。宝恵駕籠に乗る人は毎年変わるようで、歌舞伎俳優や漫才師、アナウンサーなど、大阪・ミナミに関係のあるトップスターが勢揃い!人混みも納得ですね!見てみたいもん。
昔ながらの行事を現代風にアレンジして、盛り上げているのは本当に大阪らしい素敵なとこだな〜と思います。昔も今も、大阪人の商売根性は変わらないってことがオモロイ!皆様もぜひ今宮戎神社の「十日戎」に足を運んでみては?